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経済なんでも研究会
大ピンチに陥った 中国経済 (下)
2023-01-20-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 人口の縮小期が始まった = 統計局は「22年末時点の総人口が14億1175万人になった」と発表した。この総人口には香港とマカオ、それに外国人は含まれていない。前年比では85万人の減少だったが、中国の人口減少は実に61年ぶりのこと。1980年ごろから実施した‟一人っ子政策”の影響が大きい。たとえば22年の出生数は956万人で、前年比106万人の減少だった。この出生数は49年の建国以来、最も少ない。ピークだった16年に比べると約半分、その減り方の激しさに驚かされる。

政府は‟一人っ子政策”を撤回、16年には‟二人っ子政策”に転換。さらに21年には3人目の出産を認めることにした。しかし効果はほとんど出ていない。その原因は、多くの人々が「子どもは一人でいい」と考えるようになったこと。その背景には、教育費の高さがあるとも言われている。国家権力が強大な中国でも、無理に子どもは増やせないようだ。

その一方で高齢化ガ進み、22年末時点で65歳以上の高齢者は全人口の14.9%を占めた。平均年齢は現在38歳だが、47年には50歳に近づく見込み。そして今後10年間で2億3400万人が定年退職、生産年齢人口は9%減少する。ところが現時点でみる限り、若年層の失業率は20%にも達している。このため都市部と地方の間だけではなく、都市部での貧富の格差も大幅に広がってしまった。

生産年齢人口の減少は生産・消費の両面から、経済を強く圧迫する。社会保障費も増大するが、それを負担する若者の人口は減る。すでに3人の現役世代が1人の高齢者を支える構造になっているが、今後は若者の負担がさらに急増する。政府に対する不満も拡大しかねない。なにやら日本の状況とそっくりだ。しかし中国の人口は日本の11倍。それだけに問題も大きく、対処はきわめて難しいと考えられる。

        ≪19日の日経平均 = 下げ -385.89円≫

        ≪20日の日経平均は? 予想 = 下げ


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